投稿日:2007-01-11 Thu
【今日の一冊】★★★小説(SF・・・侵略)
ちび隠居からのオススメじゃ今日はジャック・フィニイの盗まれた街
マイルズは医者として多忙な日々を送ってたんじゃな
日も暮れこの日もいつものごとく疲れ果て
願わくば救急の患者がこなければと内心思っておった。
じゃが、願いも空しくドアの前を歩く足音、
そしてドアをノックする音、まったくやれやれな気分じゃのう
そのドアから入ってきたのは何処か見覚えのある女性
佇む女性は若き日に恋心を抱いて実際少しばかり付き合いがあった
ベッキイ・ドリスコルでのう
久しぶりに会う彼女はちーっとも変わらずむしろ
成熟した大人の美しい女性になっておった。
マイルズはさっきまでの憂鬱な気分なんぞどこかに消え去り
懐かしさで高揚してしまうほどじゃ
それとは逆に彼女の方は酷く深刻で悲哀を帯びてる様子じゃ
他愛もない会話の後徐に彼女が話し出すのう
その話とは、共通の友人で彼女の従姉妹でもある
ウィルマの事で相談に来たようじゃ
ウィルマが言うには伯父であるアイラに対して何処か違和感を感じる。
そこでアイラとも親しくしていたマイルズにアイラと会って話をして欲しいとの事じゃ
早速マイルズはベッキイと共にアイラの元を訪れたんじゃが
外見、仕草、話し振りはアイラそのもので、なんら違いを見出せなかったのう
ウィルマにその事を告げるとそれは全て認める
じゃが『何処かが違う!』の一点張り
口では上手く言い表せず他人には到底理解されず
自分でも精神の病じゃなかろうかと悩んでおるようじゃ
アイラの事は、ほんの小さな出来事じゃ・・・がマイルズとベッキイはこらから起こる
想像すら出来ない種をかけた静かなる攻防戦の幕明けに関る事になるんじゃ・・・
余分な伏線が少なく本線が中心の進行じゃから非常に読みやすいのう
その上狭い地域の中での出来事として描かれておるから
散漫にならず周辺関係がこれまた分り易い
多分身近じゃ起こらんと思うが、万が一と言う事もあるからなぁ〜もしかして・・・
怪奇物とは違った意味での怖さを体験できるぞ

盗まれた街
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