投稿日:2006-12-12 Tue
【今日の一冊】★★★小説(SF・・・時間物)
ちび隠居からのオススメじゃ今日はフレッド・ホイル氏の10月1日では遅すぎる
少しばかり複雑な時間物じゃ
音楽家のディックはフェスティバルに向けての作品を創作中じゃ
しかしだいぶ行き詰まっておってのう
それでも何とか苦心の末出来上がり
フェスティバルに参加したものの散々なものじゃった。
重い足取りでロンドン空港へ戻ってきた時に
偶然大学時代の今は科学者のジョンと再会したんじゃ。
ジョンとは畑違いではあったが、妙に気が合ってな。
再会まもなく、ひょんな話からトレイラーを借りて男二人で
気まま旅に出かけようって事になったんじゃ。
そこは気心が知れた中じゃ行動は早い
旅はまあまあの出だしで、折角じゃから景色のいいところを
歩いて散策しようと言う事になってな。
じゃがそれが間違いじゃった。
途中ディックとジョンがはぐれてしまってのう。
一足先に車に戻ったディックじゃが
ジョンは待てど暮らせど戻ってこないぞ
そのうちディックの心配をよそにひょっこり戻ってきてのう。
何処で何をしてたか本人はまったく憶えてないようじゃ
この時点が後に二人の運命を変える出来事の分岐点じゃったのかもな
それなりに旅を満喫し軌道に乗り始めた頃、
ジョンに急な呼び出しがかかってのう
楽しい旅もここで終わりじゃ・・・が
ジョンはディックにその仕事の同行を頼むんじゃ。
何故ジョンはディックに頼むのか?
こうする事が必然かそれとも偶然なのか!
それよりその頃世界はとんでもない事になっておったんじゃ。
手始めにロサンジェルスの街が跡形もなく消滅!
それにじゃあるところは見渡す限りの原生林
そしてまたあるところは百年前の世界
いったいこの世界はどうなってしまったんじゃろうか・・・
科学者からの視点、音楽家からの視点で描かれておるから、
時として別の話のような感覚にもなるな。
時間物の矛盾を楽しむと言うより人類の再生、破壊についてを
考えさせられる哲学的な話かもしれんのう

10月1日では遅すぎる
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